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社長の交代について
2023年12月21日 更新

21日(木)、下記のとおり、社長の交代を決定しましたのでお知らせいたします。

氏 名 新 職 旧 職
百北 幸司 相談役(※) 代表取締役・社長
粟井 一夫 代表取締役・社長 代表取締役・副社長

※株式会社阪神コンテンツリンク代表取締役・取締役会長に就任

以上、2024年1月1日付け

以下、会見より

百北幸司社長挨拶

2024年1月1日付けで阪神タイガースの新しい社長に粟井副社長が就任することになりましたので、本日ここにご報告させていただきたいと思います。
私自身は2022年の1月から2年の任期ではございましたが、悲願の18年ぶりのセ・リーグ制覇、そして38年ぶりの日本一を勝ち取ることができました。これはひとえに関係者の皆様の力強い支えがあってのことだと思っております。
この場をお借りいたしまして、深く感謝したいと思います。どうも有難うございました。
社長職は外れますが、相談役として引き続き粟井社長をサポートしていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

粟井一夫新社長挨拶

この度、百北の後任として社長に就任いたします粟井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
歴史と伝統があり、そして日本一となった阪神タイガースの社長という大役を拝命し、身の引き締まる思いでございます。私はこれまでレジャー事業を中心に、阪神甲子園球場のリニューアル、その後、そのまま球場長を務めてまいりました。また、タイガースには2013年の4月に常務として入団し、主に事業・営業の方を担当しておりました。昨年からは副社長として経営全般を担当させていただきました。
また、並行して阪神グループのスポーツ・エンターテインメント事業各社の役員もさせていただきまして、様々な経験をしてまいりました。今後は各所での経験を生かしながら、また皆様のお力添えも賜りながら、ファンの方々に喜んでいただけるような球団経営ができるように邁進してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

百北社長コメント

ーまず日本一に輝いたシーズンに球団社長交代ということになります。経緯・狙いというのはどんなところでしょうか?

今季は念願の日本一まで達成したシーズンではございましたが、これに満足せずに来年は球団史上初のセ・リーグの連覇、そして以降もさらにその先を目指し続けていかなければいかなければならないと考えております。そのためには当然フロントサイドからも球団の成長を進めていく必要があり、ベースボール事業に対して阪神グループ一の知見を持つ粟井社長が適任だという結論に至りまして、今回就任してもらうことにいたしました。

ー社長としてのこの2年間はどんな2年間でしたでしょうか

これは言い続けてきたのですが、コロナが終われば必ずやプロ野球界が本来の盛り上がりを取り戻すとの強い思いで臨んだ2年間でしたので、あっという間に過ぎてしまった印象ですが、非常に中身の濃い2年間だったと思っております。

ー今後のタイガース、そして粟井新社長に期待することはどんなことでしょうか

常々、岡田監督もこのチームはまだまだ強くなるとおっしゃっておられますが、期待の若手選手も多くいますので、ぜひともここから黄金期を築いていってほしいという思いでございます。また、粟井社長は球団並び甲子園球場で、長年実績を積まれた球団経営のエキスパートでございますので、監督・チームとタッグを組んで一緒に前に進んでいっていただきたいと思っております。

ー今後は相談役になられるということですが、改めて相談役として今後はどのようにタイガースをバックアップしていきたいとお考えでしょうか

社長職は外れますが、オーナー秘書時代から入れますと15年近くタイガースに関わってきております。これからも球団への思いは変わりませんし、球団とは都度情報を共有しながら営業面が主になりますが、ビジネスのサポートをしていきたいと思っております。

粟井新社長コメント

ーまず今のお気持ちをお聞かせください

繰り返しになりますが、本当に身が引き締まる思いです。阪神タイガースのために、そして応援してくださるファンの皆様もたくさんいらっしゃいますので、その皆様と今年同様、最高の夢、感動を分かち合えるように社長職を全うできたらと思っております。

ー今シーズンチームは日本一に輝きました。岡田監督・チームとどのように連携していきたいとお考えでしょうか

これまでもずっと身近なところでチームを見てきましたけども、改めまして立場が変わりましたので、岡田監督や皆さんとしっかりコミュニケーションをとることが大切かなと思っております。
可能な限り岡田監督・チーム全体をサポートしていくつもりですし、チームフロントが一体となって、常に優勝、日本一を狙えるような組織づくり、これに取り組んでまいりたいと思っております。

ーその他、事業面でのお考えは何かありますでしょうか

来年、阪神甲子園球場が100周年ということで、さらにその翌年にはファームの「日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎」への移転、さらには球団90周年という節目でございます。
また、甲子園球場のアルプススタンドの屋根のプロジェクトも順調に進んでおります。
歴史と伝統を振り返りまして、ファンや先人に感謝するとともに、こういう周年行事とか、こういう投資をしながら、できるだけファンの皆さんに喜んでいただけるような新たな価値を提供していけたらなというふうに思っております。

ーでは、最後に改めて決意表明をお願いいたします

これまで同様フロント主導の育成重視のチーム編成、これを継続しつつ、今季の日本一に決して満足することなく常に優勝争いをするチーム作りを目指し、私自身も含めましてチーム、フロント全員がそれぞれの役割を果たしながら、毎年成長していけるそういう集団にしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。