闘志を内に秘めながら<前編>
2021年も球春到来だ。まだまだ新型コロナウイルスによる影響は収まりを見せぬ中ではあるが、12球団は2月1日に一斉にキャンプイン。阪神も、存分なケアをしながら例年通り沖縄・高知でキャンプをスタートさせた。
早速、開幕に向けて各々が鍛錬の時期を過ごしている。例年通り、淡々と調整する者もいれば、自らの殻を打ち破るために新たな挑戦をする者もいる。さらには新たな場所・ポジションを得るために、アピールすべく勝負をかける者もいる。
プロ3年目を迎える小幡は、淡々とした表情で練習をこなしながらも、内に秘めた闘志をメラメラと燃やしている。
「今季の目標は、レギュラーになることです。1試合でも多く、試合に出たいと思っています」
昨年、初めて一軍を経験した20歳。10月2日の巨人戦では本拠地・甲子園で猛打賞も記録するなど、攻守に“魅せ”るセンスあふれるプレーで、節々で光を放った。これからの活躍が非常に楽しみな存在ではあるが、本人的には悔しさばかりが残るシーズンだったという。
「自分が想像していた以上に、一軍のレベルが高いというのを率直に感じました。自分的には実際すごくいい経験になりましたし、すごい経験をさせてもらえたことに感謝しているんですが…」
闘志を内に秘めながらショートver<前編>終了。
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