淡々とチームの力になるために<前編>
開幕ダッシュに成功し、首位を走る2021年シーズン(5月10日時点)。ここまで積み上げた24の白星のうち、チームトップの5つを稼いでいるのがこの男、ジョー・ガンケルだ。来日1年目の昨年は、リリーフとしても登板を重ねてチームに貢献した男が、今年は先発の柱として君臨。いまは一旦一軍を離れてしまっているが、開幕から毎週日曜日のマウンドに上がり、淡々とアウトを積み重ねてきた。
「全員が一つになって戦えているなという風に思っています。先発陣はもちろん、ブルペンも含めた投手陣はしっかりと抑えることができていて、打線はここぞという場面で点を取ることができています。このままの戦いを続けていけたらと思います」
若干の試合数の違いはあるものの、総得点はリーグ最高で、総失点は最少と投打ともに素晴らしいチーム成績を残している。ガンケルの言う通り、投打がうまく噛み合った試合運びができているのが今季ここまでのチームの特徴だ。
ガンケルも、先発として“チームの力”をより発揮するための投球を意識してきたという。
「自分は決して多くの三振を奪えるタイプの投手ではないのですが、しっかりと低めにコントロールして、試合のリズムを作るということを強く意識しようと思っています。野手のみんなにとっても守備がしやすいようにと心がけています」
テンポよく試合を進めること。昨年よりも試合の流れを強く意識したことで白星がついてきたのだから、取り組みが実を結んでいると言えるだろう。
このオフには…
淡々とチームの力になるためにショートver<前編>終了。
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