エンタメ

コラム

TOP > エンタメ > コラム > 虎魂

虎魂

“もう一度”。2年目への誓い<前編>

謹賀新年。今年もまた、新たなシーズンがやってくる。矢野監督3年目にして、2年連続で2位に終わった昨年の悔しさを胸に、チームは気持ち新たに頂点を目指す。

「個人としてはとても充実した一年でしたけど、悔しい結果に終わったので、この悔しさを忘れずに2年目に臨みたいと思います」

こう口にしたのは昨年、一年目にして盗塁王を獲得する活躍をみせた中野拓夢だ。個人としては最高といっても差し支えない、プロ生活のスタートを切ったルーキーだが、やはり悔しさを覗かせる。最も多い白星を挙げながらも悲願を達成できなかった悔しさは、ルーキーも強く、強く感じているのだ。今年こそは、という気持ちはみんな一緒である。

昨年は、新人たちがチームをより魅力的に彩ってくれたのは言うまでもない。スラッガーとしての非凡さをこれ以上ないほどに示したドラフト1位・佐藤輝明に、ルーキーとは思えぬ投球術で白星を積み上げた同2位の伊藤将司。そしてシーズン終盤は攻守において欠かせない存在であった中野は、チームの中心といってもよいほどの活躍ぶりだった。

135試合の出場で、積み重ねたヒットの数127本はチーム2位の数字。打率.273、30盗塁に20犠打と、チームに新たな力をもたらした。

「アマチュア時代とは全然違う疲れがありました。常に観られているという精神的なプレッシャーもあり、プロは大変だなというのを感じましたけど、自分の中ではよくできた一年だったのかなと思います」

右も左もわからぬ中で望んだルーキーイヤーでこれだけの数字を残せたのは…

“もう一度”。2年目への誓いショートver<前編>終了。

公式モバイルサイトでは本コラムのロングverを閲覧できるだけでなく、
中野拓夢選手の直筆サイン色紙をプレゼント中です!

阪神タイガース公式モバイルサイト