3年目、つかみかけている自信<前編>
2001年9月生まれ。高卒3年目で、まだ今年で21歳になる若者である。一般的な感覚からすれば、まだまだこれからという年齢であるが、背番号15を背負う当人の意識は別だ。今シーズンに並々ならぬ覚悟を持って臨んでいる。
「昨シーズンが終わった時から、今年は10勝するというのを目標に掲げてきました。今年は勝負の年だと思って過ごしています」
プロ2年目の昨年、5月に一軍デビュー。プロ初白星も挙げ、順調にプロとしての階段を上がってきた。ただ、そんな昨年の結果についても「悔しいシーズンだった」と振り返る。目指すところは“上”である。
「昨年、一軍デビューすることができ、初勝利することもできましたけど、チームが優勝争いをしている中で出番を得られなくて悔しかったです。ああいう場面で呼ばれる投手にならなくてはいけないなと思いました」
一度は足を踏みいれた一軍の舞台で、チームは熱戦を繰り広げていた。次こそは、あそこで─。思いを強くしながら迎えたオフには、“安定感”をあげるための取り組みに注力した。
「冷静に自分のことを考えたとき、呼ばれなくても仕方がないかなと思ってしまう部分もあったんです・・・」
3年目、つかみかけている自信ショートver<前編>終了。
公式モバイルサイトでは本コラムのロングverを閲覧できるだけでなく、
西純矢選手の直筆サイン色紙をプレゼント中です!