ブレずに、目標はひとつ<後編>
強肩と非凡なグラブさばきで魅せる守備力の高さが、現時点で小幡が評価されている最大の武器だ。自分でも“自信”を口にする。
「スローイングに関しては自信を持っています。守備面のテーマは、しっかりいい形で捕球体制に入るというのと、足さばきを意識して取り組むことですね」
一軍では途中出場が主だったが、ファームや秋のフェニックスリーグでは多くの試合でスタメン出場。秋季キャンプでは、守備の名手で知られた平田勝男ヘッドコーチにもアドバイスを仰いだ。さらに、今春のキャンプでは鳥谷敬臨時コーチの指導も受け、さらなるレベルアップを目指している。
身体作りも、高みを目指して取り組んできた。体重の増減はそこまでないが、「バランス良く動ける体になった」とこちらも手応えありの様子。自身の武器を損なわないように、過度な体重増はしていないというが、ガッチリとした体つきからは充実した調整ぶりが伺える。あとはとにかく結果が大事だというのは、自身が一番わかっている。
結果が問われるものといえば、やはり打撃になるだろう。昨季、一軍では打率.188と結果は出ず。途中出場の難しさを味わった。一方で、ファームでは46試合の出場で打率.331をマーク。出場試合が少なく規定打席に到達していないため、あくまで参考程度だが、昨季のウエスタン・リーグの首位打者は打率.308だっただけに、手応えを感じる結果だった。
さらに…
ブレずに、目標はひとつショートver<後編>終了。
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