待ち望んでいた開幕、さらなる高みへ<後編>
開幕20試合が終了した4月26日時点で、打率.342。開幕からの好調を維持している背番号5。1番打者として出続ける中で、一度も出塁できずに終わった試合は、ここまでわずかに1試合のみだ。現時点での打撃成績を並べると、安打25本・二塁打4本・三塁打5本・本塁打1本に、四死球数は16個。あくまで数字遊びの範疇だが、フルシーズン相当に換算すべく7倍(現時点で20試合のため、140試合と計算)にすれば、安打数は175本、二塁打は28本、三塁打は35本。7本塁打に、112四死球と、いずれもキャリアハイが見込めるペースだ。前半の原稿でも触れた通り、今年はキャリア5年のシーズン中で、最もよいスタートを切った事実もある。「開幕してから、今年のスタイル、方向性が定まってくる」とは、本人の言葉。その言葉を借りるのであれば、今はまだ“精査”中の段階となるだろう。ポジティブになりすぎるのはよくないが、ここから “近本ロジック”がより固まってくれば、さらなるペースアップも見込めるだろう。
「理想と理想以外の部分があって、理想以外の部分が出たときのほうが楽しい」
これに類似するコメントを、過去の近本のインタビュー等の中で聞いたことがある人も多いことだろう。彼の頭の中をより掘り下げるため、さらに詳細を聞いてみた。
待ち望んでいた開幕、さらなる高みへショートver<後編>終了。
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