これからも年々よくなるために<前編>
今年もレギュラーシーズンを大車輪の活躍で駆け抜けた。自身4度目となる60試合登板超えを達成し、防御率は1.77。35個のセーブを記録して、自身初のタイトルという勲章も手に入れた。ただ、まだ戦いは続く。安堵した表情を浮かべつつも、目線はこれから先にある。
「優勝することができて、もちろんうれしい気持ちはめちゃくちゃありますけど、CSに向けて、怪我だとかそういうことがないように、気を引き締めて過ごしています」
来週に迫るクライマックスシリーズに向け、気を引き締める背番号13。これからの戦いに向け準備は万全だ。
例年よりもさらに意気込んで臨んだシーズンだった。昨年FA権を獲得し、オフには行使の上で残留を決意。30歳を超えながらも、4年契約という形での残留を決め、自分をさらに追い込んだという。
「ありがたいことに、4年という時間をもらったんですけど、自分としては4年間の中で毎年どんどん数字を上げられるようにやっていきたいなと思っていました。昨年1年間戦った中で感じた課題をまず、しっかり克服した上で、今年いい結果を残すという風に思っていました」
昨年は57試合に登板し、防御率1.97。シーズン途中から任されたクローザーのポジションで28個のセーブを記録した。表面上だけを見れば十分な数字ではあったが、本人は納得いく数字ではなかった。
これからも年々よくなるためにショートver<前編>終了。
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