チームに欠かせない力になって<前編>
待ちに待ったときが訪れた2023年秋。大きな歓喜に包まれたのも束の間、チームは来季への歩みを早速スタートさせている。“38年ぶり”の次は、“チーム史上初”への挑戦だ。リーグ連覇、そして2年連続の日本一へ、「新しいメンバーは絶対に必要」と、指揮官は口にする。まずは、若手中心ではじまった秋季キャンプが来季への一歩目だ。
その秋季キャンプに並々ならぬ思いを持って臨んでいるのが、4年目のシーズンを終えた25歳、小野寺暖だ。
「チームは日本一になることができて、貴重な経験ができたことに喜びはありますが、あまり力になれなかったというのが悔しいです。来年はチームの力になって、もう一度同じ経験ができたらなという気持ちがすごくあります」
喜びと同時に、悔しさを口にする。謙遜してはいるものの、今年から新たな背番号60を背負った右の外野手は、今季自己最多の43試合に出場。打率.347という好成績をマークした。
「自分より遠くに飛ばせるバッターはいっぱいいるので、今年は誰よりも率を残そうと思ってやってきました。今までは…」
チームに欠かせない力になってショートver<前編>終了。
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