一年間、戦い抜くために<後編>
キャンプインが目前に迫った1月22日、報道陣の前で自主トレを公開した。体幹トレーニングなどを行った後には、新フォームでのキャッチボールも披露。身体の動かし方を細かく確認しながら投げる様子からは、強いこだわりものぞかせる。実戦に向かってのチューニングはまだこれからにはなるだろうが、オフの渡米で得た知識をもとに、“2024年型”のモデルチェンジを図っている。
「自分の身体をもっとこう使った方がボールに力が伝わりやすいとかという、メカニックな部分や、いかに少ない力感でいかに強いボールを投げられるかというのがひとつのポイントだとは思っていて、そこを追い求めて、学びにいったつもりです」
いかに力感なく、力のあるボールを投げられるか――。この矛盾にも感じる“ギャップ”は、打者を抑えるための術にもつながるものである。ただし、湯浅が求めるのはそれだけではなく、より自分の身体と向き合うため、そして年間通じて故障をしない投げ方を突き詰めるためのものである。
このオフは常に、年間通しての活躍というのを言い続けてきている。悔しさが根本にあるからというのはもちろんだが、それ以上に、昨年…
一年間、戦い抜くためにショートver<後編>終了。
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