大舞台で得た自信を胸に<前編>
「こんなにいい思いをしていいのかと感じるくらい、すごい1年を送ることができました」
本人がこう振り返るのも無理はない。ペナントレース開幕前には、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)に侍ジャパンのメンバーとして出場し、世界一奪還に貢献。ペナントレースが始まれば、昨シーズンから託されたセカンドの守備でも華麗なプレーでファンを魅了した。バッティングでも164安打のキャリアハイを更新して最多安打のタイトルを獲得。日本シリーズでも打率.320と自身の役割を果たして、チーム38年ぶり日本一の原動力となった。しかも、ペナントレース、クライマックスシリーズ、日本シリーズ全てでフルイニング出場。これはNPB史上初の快挙となる。
このような濃密な1年を送れた背景には、WBCで得たものが大きく影響している。
「いろんな選手から技術的にたくさん教えてもらったこともありますが、何より今までに味わったことのない緊張感ある大舞台で、自分のプレーができ自信がついた。それでも開幕前、セカンドへのコンバートに対して…。
大舞台で得た自信を胸にショートver<前編>終了。
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