ムードメーカーの真髄<後編>
プロ8年目を迎える今季も途中出場がメインとなっている。今年で32歳という年齢を考えても、まだレギュラーとして活躍したいという思いは強いはずだ。しかし本人は「与えられた場所で一生懸命やるだけ」と、現状について多くを語らない。その背景には、ひたむきに野球に取り組み、チームの勝利のために貢献するという強い信念が見え隠れする。だからこそ、周囲の選手や監督、首脳陣からも厚い信頼を得ているに違いない。
チームは開幕から苦しい戦いが続いたが、4月14日から引き分けを挟んでの6連勝。4月21日には今季初の単独首位に立った。糸原自身もチームが21試合を終えた時点で11試合に出場し、8打数1安打2打点と決して満足のいく数字ではないが、存在感を示している。特に、阪神甲子園球場で行われた4月16日の試合は印象深い。7回裏、一死2、3塁のチャンスで代打出場。2ボール1ストライクとバッティングカウントになった4球目のストレートをとらえ同点の犠牲フライを放った……。
ムードメーカーの真髄ショートver<後編>終了。
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