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投げミスに尽きる

中盤 伏兵の一発で主導権を奪われた阪神が、終盤の反撃も虚しく星を落とした。

横浜DeNA先発左腕・石田に対する阪神だが、野手のオーダーは大勝した前夜と同じで臨む。

勝つか引き分けでシーズン2位が確定する阪神はメンドーサを先発に立てる。CS争いで一歩も引けない横浜DeNAは、ロペス・筒香と3・4番を入れ替えて窮状打開を図る。メンドーサは2回には一死1・2塁と走者を背負うも7番 柴田をツーシームで二ゴロ併殺に切り抜けた。

序盤は、両投手とも走者を背負うも無失点で立ち上がる。先取点は横浜DeNA。4回裏 筒香・四球と宮崎のヒットで無死1・2塁とされたメンドーサは、6番 戸柱に左越えの手痛い 先制9号3ランを浴びた。

「ボールを低めにキープすることを心がけて投球していたが、投げミスをしたボールを戸柱選手に打たれてしまった。その1球に尽きる」。ルイス・メンドーサ投手は4回(60球)4安打3三振2四死球 3失点で降板している。

6回裏には阪神 2人目・4番 筒香の 26号2点本塁打と9番 倉本の中前適時安打で3点を追加されて6対0。勝負は、ほぼ決した。石田は6回(108球)を投げて7安打6三振 無四球 無失点だった。

阪神は横浜DeNA2人目・三上から7回表 高山の 6号ソロ本塁打で漸く反撃。8回には3人目・パットンを攻めて糸井・福留の長短打で無死2・3塁。5番 中谷・内野ゴロの間に1点を返したが、後続が抑えられた。結局 最後は山崎康に締められて、6対2と横浜DeNAとの最終戦に敗れている。

「(戸柱の本塁打は)打ち取ったような打球だったけど・・・まぁ本塁打だからね」。試合後は、金本知憲監督の歯切れも悪い。「(久々に出た)高山の本塁打も振り遅れがたまたま本塁打になった感じだったんじゃないかな?これでキッカケを掴んでくれたらイイけど」と振り返る。次もCS争いでやはり負けられない巨人が相手だが、「最初にしっかり取れるように頑張ります」と短くコメントを締めて引き上げて行った。