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藤浪の完全復活目前。ロードでも勝つ
生誕95周年、記念すべき日のマウンドに甲子園の申し子が戻ってきた。
高い潜在能力を発揮出来ずに苦しんでいた藤浪が今季初登板。ファームでは8試合に登板して防御率1.88と結果を残し、4ヶ月遅れの開幕戦に備えてきた。
大きな期待を背負った右腕は、初回と2回で5四死球を与える立ち上がりとなったが要所で三振を奪いホームは踏ませない。3回と4回も走者を出しながら無失点で抑えた。
しかし5回、無死1、3塁から先制の犠牲フライを打たれ、次打者に四球を与えたところで矢野監督は交代を決断。5回を投げ切ることは出来なかったがベンチに戻る際にはスタンドから拍手が送られた。
「試合前のキャッチボールの時から大きな声援をいただいて、マウンドに上がる時も今まで浴びたこともないような声援で盛り立てていただいたのに、そのファンの方々の期待に応えることができず、悔しい投球となりました。次回こそはその声援に応えられるように頑張ります」
するとその裏、1死から北條がレフトスタンドに同点アーチを叩き込む。
「一打席目がかなり悔しい打席となってしまったので、何とかしたいという思いでした。追い込まれていたし、食らいついていった結果がホームランとなってくれて良かったです」
2012年のドラフトは1位が藤浪でドラフト2位が北條。同期の黒星を消す一発で試合を振り出しに戻した。6回には2死3塁からマルテがセンター前に適時打を放ち勝ち越しに成功。8回には2死1、2塁から梅野の適時打で貴重な3点目を挙げリードを2点に広げた。
リリーフ陣は守屋が5回のピンチを凌ぐと6回以降は島本、ジョンソン、岩崎つないで無失点リレー。最後は藤川が1点を失ったものの逃げ切った。
8月の甲子園の主役は高校球児に譲るためチームは明日から長期ロードに出る。最初の相手は1つ上の順位にいる広島、敵地で大暴れし月末の甲子園での試合は首位での凱旋試合としたい。