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終盤での逆転劇でCS進出へ前進
1週間前と同じく、先発の青柳に対しヤクルト打線はズラリと左打者を並べてきた。前回登板は6回途中3失点で勝ち投手、特に5回までは1失点としっかり試合を作っていた。再びの対策にも青柳は動じない。四死球で走者を出し、強い打球も打たれたがファースト・マルテ、ショート・木浪の好守備にも助けられて5回まで無失点と好投した。
打線は4回、1死2塁から大山がセンター前に適時打を放つ。
「追い込まれていたので、なんとかしたいと思っていました。先制点が欲しかったので、打つことができて良かったです」
秋に強いスラッガーの一打で先手を取ったが青柳が踏ん張れない。6回に逆球が多くなり逆転を許すと、何とか2死までこぎつけたもののイニング途中でマウンドを降りた。1点ビハインドの2死満塁、もう1点もやれない厳しい状況でマウンドに上がった島本は代打・山田を三振に打ち取りピンチ脱出、7回は岩崎が3人で抑え相手に傾きかけた流れを引き止めた。
すると打線はその裏、近本が今シーズン152本目となる安打を放ち1死後に34個目の盗塁を成功させる。マルテの四球で1死1、2塁とすると高山が初球攻撃で同点の、続く大山が勝ち越しの適時打を放ち一気に試合をひっくり返した。
8回には近本が内野安打を放ち、セリーグ新人の年間最多安打記録に並んだ。俊足を生かしてのタイ記録に「僕らしいヒットやなと思いました」熱気を帯びた甲子園、9回は藤川が無死1、3塁としてしまったが梅野の盗塁阻止と三振でアウトカウントを2つ増やす。最後は代打・バレンティンを力でねじ伏せ逃げ切りに成功した。接戦を制した矢野監督は「一戦必勝なので、明日も目一杯勝ちにいきます」シーズンも残り7試合、目指すはもちろん全勝だ。