FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
高橋が8回1失点。投打がっちりで快勝
今季、相手先発が左投手の試合で矢野監督は長打力のある陽川を好んでトップバッターに据えた。しかしこの日は一味違う。中日の先発左腕・小笠原に対し陽川を3番で起用した。クリーンアップを任された右の強打者の見せ場は序盤に訪れた。
1点を追う3回、3つの四球で1死満塁のチャンスを作ると陽川が打席へ。真ん中付近の球を弾き返すとセンターへ大飛球が飛ぶ。フェンス手前で相手の好守備に阻まれたものの犠牲フライには十分。惜しくもグランドスラムとはならなかったが同点に追いついた。さらに走者を2人置いてサンズの放った打球はライト前にポトリ。近本をホームに迎え入れ、勝ち越しに成功した。
「みんながいい働きをして塁に出ていてくれたことと、陽川選手がしっかり犠牲フライを打ってくれていたので続いていけたらなと思ってました。ライト前にしっかり打てて良かったです」
5回にも陽川の適時打で加点すると、6回には1死1塁からボーアがライトスタンドに特大弾を叩き込む。
守備では4回にショート後方へのフライを木浪がダイビングキャッチ。超ファインプレーで甲子園を沸かせると5回にも三遊間の打球をうまく捌く。バックの好プレーにも助けられた高橋は8回を投げて1失点。2回無死1、3塁から併殺の間に1点を許した以外、中日打線にホームを踏ませなかった。
「カードの頭を任されているので、良い流れを持ってこようと思って投げました。苦しいところは何度もあったんですけど、梅野さんのリードとバックの人達がナイスプレーをしてくれたので良かったなと思います」
4点リードの9回はスアレスが中日の4番・ビシエドを156キロのストレートで空振り三振に仕留めるなど力でねじ伏せ、三者凡退で試合を締めくくった。
投打ががっちり噛み合う快勝に矢野監督も「中身がしっかりあるゲームが出来たと思います」と手応えバッチリ。充実の投打以外にも近本が2盗塁を決め、小幡がプロ初盗塁を記録。指揮官好みの積極的な野球で明日以降も連勝を狙う。
