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打と走でロハス・ジュニアがハッスル

首位ターンを果たした前半戦の立役者の1人、12試合に登板して6勝1敗、防御率2.47と好投していたガンケルがペナントレース中断期間に一時帰国。1軍合流まで先発ローテーションの1枠が空いた。チームにとっては大きな穴だが、登板する投手にとっては大チャンス。後半戦の戦力となるべく藤浪が4月23日のDeNA戦以来、118日ぶりの先発マウンドに上がった。

気合いを入れて臨んだはずだが立ち上がりはストライクを取るのに苦労する。打者有利のカウントから速球系の球を狙い打たれ、いきなりの3連打で2点を失ってしまう。それでも腕を振って投げ込んだストレートは159km/hを計測する。梅野の苦心のリードもあり追加点は許さず、満塁とした2回もホームは踏ませなかった。

球数は2回で50球を超える投球となっていたが3回は三者凡退。先頭打者に2塁打を打たれた4回も無失点で凌ぐとその粘りに打線が応えた。

5回、先頭の佐藤輝が安打で出塁するとロハス・ジュニアがレフトへの2塁打で続く。この一打でスタートを切っていた1走・佐藤輝が長躯生還を果たす。「(佐藤)テルが塁に出てくれたから後ろに繋ごうという気持ちで打った結果がタイムリーになって良かったね」と話す助っ人は口だけでなく足も軽やか。中野のバントで3塁に進むと相手のバッテリーミスで同点のホームへ頭から滑り込んだ。

ロハス・ジュニアの活躍で試合を振り出しに戻したがその裏、藤浪が踏ん張り切れずに2点の勝ち越しを許し、イニング途中でマウンドを降りてしまう。

それでも2点を追う7回に四死球で1死1、2塁とすると梅野がレフト前に反撃の適時打を放つ。得点圏打率.390が示す通りの勝負強さを発揮し、1点差に迫った。

リリーフ陣は5回途中から馬場、岩貞、石井大と小刻みにつないで7回まで無失点でつなぐ。8回に及川が1点を失うものの、1死満塁からのライトフライで佐藤輝が強肩でタッチアップを狙った走者を刺し、最少失点で大ピンチを脱出した。

さらに守備で活躍したルーキーは9回の先頭打者としてレフトスタンドにアーチを描く。球団新人最多本塁打記録を更新する23号で再び1点差に迫った。最終回の攻撃はそれだけでは終わらない。2死後、梅野が安打が放ち、代走の植田が盗塁を決める。同点の走者を得点圏に置いた。劇的な逆転劇への期待は高まったが惜しくもあと1本塁打は生まれず。

連勝は4で止まったものの後半戦2カードをきっちり勝ち越したことは大きな収穫。3カード連続勝ち越しを目指して、明日の中日戦は西勇に託す。