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2020 社会貢献 -DreamLinkプロジェクトの三つの柱の一つ「社会の役に立つ」―――2020年度にタイガースが取り組んだ「社会貢献」活動をご紹介します。-

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トラッキー・ラッキー・キー太、Tigers Girlsの幼稚園訪問

昨年は48園に訪問し、2003年~2019年の過去17年間で、532園・約77,000名の子供たちとの触れ合って来ました。
本年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、例年4月頃から実施していた募集も中断し、開催を見合わせてきました。また、11月より一般公募を実施せずに、2021年よりアカデミー開校園候補となる西宮・尼崎・伊丹の園を中心に、幼稚園側と連携し感染症対策を講じながら、約15園程度の実施を目標に活動再開を試みましたが、冬季に入り世間の新型コロナウイルス感染状況が悪化したため、実施は0件となりました。

対象 3~5歳の園児
実施日 4月から12月の間の平日1日
実施時間 午前10時~午後3時までの間の約40分間
実施場所 幼稚園・保育所の園庭(グラウンド)および講堂
内容 (1) ごあいさつ
(2) ダンス「Let's Go!トラッキー」
(3) ボール遊び他 
(4) 記念撮影
(5) 記念品進呈
(6) ハイタッチでのエンディング

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トラッキー・ラッキー・キー太のコミュニティ活動への参加

球団マスコットの「トラッキー」、「ラッキー」、「キー太」の様々なコミュニティ活動は、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響でシーズン中はオンラインイベントでの参加に留まり、例年の約3分の1程度活動となりました。

日程 イベント名
1月4日 bリーグ 滋賀レイクスターズ
1月5日 甲子園詣
1月11日 甲子園リレーマラソン
日本獣医麻酔外科学会イベント
1月18日 現地見学会(オープン甲子園)
1月25日 NPB ebaseball 日本シリーズ
2月1日 阪神百貨店 PRイベント
2月1日~26日 沖縄キャンプ
2月8~9日 安芸キャンプ
7月10日 エンゲートイベント(オンライン)
9月5日 エンゲートイベント(オンライン)
9月19日 阪神タイガースショップ
シモジマ心斎橋店 イベント(オンライン)
10月3日 エンゲートイベント(オンライン)
10月17日 NPB ebaseball ドラフト会議(オンライン)
12月5日 ファン感謝デー2020(オンライン)
12月12日~13日 愛・野球博
球団・選手による啓蒙活動、地域交流、施設訪問

木浪聖也選手が兵庫県警一日通信司令官に

1月10日(金)木浪聖也選手が兵庫県警本部にて「兵庫県警一日通信司令官」を務めました。
木浪選手は委嘱状を受け取ると通信司令室の視察や、パトカー・白バイに試乗し、110番の日の啓蒙活動に参加しました。
挨拶では、一日通信司令官として「110番には、無駄な通報や緊急ではない通報が多いと聞きました。皆さん、適切な通報をお願いたします。」と110番通報の正しい使い方を呼びかけ、緊急時での利用を皆様にお願いしました。

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近本選手、木浪選手、熊谷選手、島田選手、植田選手が宜野座村立松田小学校を訪問

1月30日(木)近本光司選手、木浪聖也選手、熊谷敬宥選手、島田海吏選手、植田海選手が宜野座村立松田小学校を訪問しました。
松田小学校の児童の皆さんと松田幼稚園の幼児の皆さん約160名からの温かい歓迎を受けた選手たちは、児童の皆さんからの質問に答え、じゃんけん列車で交流しました。その後、児童代表からお礼の挨拶をいただき、最後に全員で記念撮影を行い、1時間ほどの短い時間でしたが、楽しい時間を過ごしました。

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「甲子園の土」キーホルダーの贈呈について

阪神甲子園球場と阪神タイガースは、(公財)日本高等学校野球連盟に加盟する野球部の3年生全部員を対象に「甲子園の土」キーホルダーの贈呈を行いました。
本企画は、阪神タイガースの矢野燿大監督をはじめとしたコーチ・選手たちの「高校球児のために何かできることはないか」という声の中から実現した企画です。

【贈呈対象者】
日本高等学校野球連盟に加盟する野球部の3年生全部員
全国高等学校女子硬式野球連盟に加盟する野球部の3年生全部員

「甲子園の土」の一部は、阪神タイガースの矢野監督、コーチ、選手や、阪神甲子園球場、阪神園芸、阪神タイガースの職員等が直接グラウンドから集めました。

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選手からのメッセージを掲出

無観客で開幕する今シーズンをどのように盛り上げるか、監督・コーチ・選手がビデオ会議システムを利用してアイデアを出し合い、「ファンともっと!」プロジェクトを立ち上げました。
その中の一案として、無観客試合で来場できない中、テレビやインターネットで応援いただくファンの皆さま、そして新型コロナウイルスの最前線で闘っている医療従事者の方々に感謝の気持ちを込め、ライトスタンドに横断幕を掲出しました。

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阪神甲子園球場の地域交流活動

■阪神甲子園球場での主催試合時にメインビジョンにて各官庁関係の告知アナウンスを実施しました。

■阪神甲子園球場コンコースに「支援自販機」「応援自販機」を設置

西宮市「まちづくり支援自販機」を3塁アルプスコンコース内に設置し(2009年より継続して設置)。自動販売機の設置によって、生じた取扱手数料をまちづくり支援のために西宮市に寄付しました。

※「まちづくり支援自販機」
自販機の設置提案に賛同した企業が、本来飲料メーカーより自販機の設置企業に支払うべき手数料を市に寄付金として納入するものです。

また、2015年6月より1塁アルプスコンコース内に39(サンキュー)矢野基金「応援自販機」を設置しており、こちらも継続して実施しました。

※39(サンキュー)矢野基金「応援自販機」
OBで2016年より一軍作戦兼バッテリーコーチ(当時)の矢野燿大氏が、大阪府内にいる筋ジストロフィー 電動車いす等の支援並びに大阪府内に37ある児童養護施設で暮らす子ども達への支援 (児童養護施設への文房具提供・野球大会への用具提供・実施支援など)を目的に設立した「39(サンキュー)矢野基金」のプロジェクトの一環で、自販機の売上の一部が筋ジストロフィー患者・児童養護施設の子どもたちへの応援基金として「39(サンキュー)矢野基金」へ寄付されるものです。

■西宮市内の小学生・中学生を対象に「阪神甲子園歴史館」入館料を割引

西宮市教育委員会とともに、西宮市の小学生・中学生を対象に阪神甲子園歴史館で学んでいただくことを目的に入館料を100円(通常300円)にする取組みを行っています。
(2013年度より取組みを開始、2020年は入館料200円) 
2020年は819名(12月末時点)に利用いただきました。
※2013年~2020年までの利用実績 11,035名

チャリティー活動
ウル虎の夏2020 選手着用ユニフォームチャリティーオークション

主催 阪神タイガース選手会 / 株式会社阪神タイガース
実施内容 監督・コーチ及び選手が期間中に着用したユニフォーム(未着用含む)を直筆サイン入りで 球団公式サイト上にてオークションに出品。
入札方法 <インターネット>阪神タイガース公式サイト専用ページより入札
入札期間 8月11日(火)~8月23日(日)
寄附先 オークションの落札額合計から、諸経費(サイト運営費や発送費用等の事務局費) を除き、日本赤十字社兵庫支部を通じて、新型コロナウイルス対策の医療支援、令和2年7月豪雨災害で被災された方々の支援に役立てる。
寄附金 7,157,189円

「ウル虎の夏2020 ユニフォーム」(計78着、上着のみ)

■着用期間(ウル虎の夏)
<セントラル・リーグ公式戦>
7月31日(金)~8月2日(日)対DeNA戦
8月4日(火)~8月6日(木)対巨人戦

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選手による寄付・寄贈
岩貞祐太選手による社会貢献活動について

2020年1月、岩貞祐太選手が出身地である熊本県への社会貢献を目的に、益城町の少年野球チーム(6チーム)に対して、2019年シーズンの勝利数に応じた金額20万円(2勝×10万円)相当の暖房器具の寄贈を実施いたしました。

【寄付金額】
熊本県・益城町の少年野球チーム 
合計6チーム
【寄贈内容】
20万円相当の暖房器具

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近本光司選手が2020シーズン「近本シート」を設置

近本光司選手が2020年シーズンの阪神甲子園球場で開催される試合に自身がスポーツ親善大使を務める出身地・淡路市の皆さんを招待する「近本シート」を淡路市教育委員会スポーツ推進課のご協力のもと設置いたしました。
しかしながら、2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施を見送りました。

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西勇輝選手の寄付について

西勇輝選手は、オリックス・バファローズ山岡泰輔選手と共に『日本財団子どもサポートプロジェクト』の意思に賛同し、同財団に寄付することになりました。尚、西選手は昨年に続き2回目となります。

【寄付金額】
西勇輝選手  200万円
※昨年12月に実施した「チャリティトークイベント」の収益金から経費を差し引いた金額

山岡泰輔選手  50万円

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西勇輝選手の医療用マスク寄贈について

西勇輝選手が、大阪府・兵庫県の医療機関へ総数4万枚の医療用マスクを寄贈しました。

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ジャスティン・ボーア選手の社会貢献活動について

ジャスティン・ボーア選手が、大阪府・兵庫県の医療機関へ、球団の協力会社を通じて購入した防護服とコンビニで使用可能なプリペイドカード(総計約100万円)を寄贈しました。

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「岩田稔基金」の研究助成先の決定について

岩田稔選手とNPO法人日本IDDMネットワークが設立した「岩田稔基金」の研究助成先が決定し、400万円の研究助成を行うこととなりました。

「岩田稔基金」は、2017年12月にNPO法人日本IDDMネットワークが行う1型糖尿病を2025年までに根治することを目指した研究への助成基金として設立された基金で、この基金には、岩田選手自身が行う1勝につき10万円の基金への寄付や、2017年の「ゴールデンスピリット賞」受賞の際に報知新聞社から寄贈された200万円、岩田選手の活動に賛同いただいた一般の方からの寄付等により、基金総額が400万円となり、この度、NPO法人日本IDDMネットワークを通じ、研究助成先が「エクソソームによる膵β細胞保護・増殖効果の研究」に決定いたしました。
(研究代表者:神戸大学医学部付属病院糖尿病・内分泌内科 淺原俊⼀郎助教)

また、NPO法人日本IDDMネットワークが運営する「1型糖尿病研究基金」に対し、10万円(今季勝利数1勝×10万円)の寄付も実施いたしました。

これまでの経緯
岩田選手は、2009年から1勝につき10万円を「1型糖尿病研究基金」に寄付する活動を継続し、その他にも毎年、1型糖尿病の患者・家族支援団体「日本IDDMネットワーク」を通じて、患者さんや家族の皆さんを阪神甲子園球場へ招待したり、シーズンオフに交流会を行うなど、様々な活動を実施しています。
2013年度にはその継続的な活動が評価され、球団制定の「若林忠志賞」を受賞し、2017年には、報知新聞社制定のプロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」を受賞。同年12月に、NPO法人日本IDDMネットワークが行う1型糖尿病を2025年までに根治することを目指した研究への助成基金として「岩田稔基金」を設立し、今年2020年5月には同基金を元に400万円の研究助成を行うなど、継続的に社会貢献活動を続けています。

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能見篤史選手が子どもたちへ玩具を寄贈

12月17日(木)能見篤史選手が西宮市役所を訪問し、子どもたちへの玩具「やわらかボール」の寄贈式を行いました。
能見選手は、2014年より1勝につき10万円分の玩具を西宮市と出身地の豊岡市にある幼稚園、保育園などに寄贈する活動を継続して行ってまいりました。今シーズンは2019年に引き続き、レギュラーシーズン1試合登板につき2万円相当として、今季34試合登板にちなみ68万円相当の玩具「やわらかボール」を西宮市と豊岡市の58施設に寄贈しました。 能見選手へは、西宮市の石井登志郎市長より感謝状が送られました。

2014年 90万円相当のオリジナル野球盤、テディベア、ハローキティのぬいぐるみなどの玩具
2015年 110万円相当のカラーボール(やわらかボール)
2016年 80万円相当のオリジナルストラックアウト
2017年 60万円相当のオリジナル輪投げ
2018年 100万円相当分のオリジナルスピンゴルフ
2019年 102万円相当の玩具マジックナインベースボール(ストラックアウト)

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岩崎優選手による社会貢献活動について

12月17日(木)岩崎優選手が能見選手の活動を引き継ぎ、来季から子どもたちに向けた社会貢献活動に取り組むことを発表しました。 西宮市および岩崎選手の出身地である静岡県静岡市清水区の児童福祉施設や保育園などに、登板試合数に応じた金額分の玩具を寄贈する予定です。

寄贈先
西宮市、静岡県静岡市清水区の下記施設に寄贈予定
・公立幼稚園、保育園
・留守家庭児童育成センター
・児童福祉施設
・児童館・児童センター
・子育て総合センター など

寄贈内容
岩崎選手のレギュラーシーズン公式戦1試合登板につき2万円相当の玩具

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原口文仁選手による社会貢献活動について

原口文仁選手が、神戸市内の小児がんをはじめとする医療ケア施設「チャイルド・ケモ・ハウス」に対し、39万円(今季安打数:20本、打点数:19打点×各1万円)の寄付を実施いたしました。

活動について
原口選手は、小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子ども・若年成人とご家族のための施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(神戸市中央区)へ2019年オフに訪問し、チャリティーグッズの収益に自身の寄付を加えた計100万円を贈呈を行っており、2020年5月にはオンラインで行われた同施設のチャリティイベント「チャイケモウォーク2020」内でメッセージを送るなど、同施設との交流を行っております。

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「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」募金箱設置

阪神タイガース選手会及び阪神タイガースは、赤星憲広氏(阪神タイガースOB)が取り組む社会貢献活動に賛同し、下記のとおり「Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~」の募金箱を設置しています。
赤星憲広氏は現役時代、盗塁数と同数の車いすを贈るチャリティー活動に取り組まれていました。
2003年の開始以来、現役引退の2009年まで通算301台を施設などに贈られました。
現役引退後も引き続きこの活動に取り組み、一台でも多くの車いすを寄贈できるよう、また野球底辺拡大も目指し、少年野球普及活動にも取り組む決意をされ、設立された基金です。

■募金箱の設置について
設置場所 スチームショップ アルプス
球場スタジアムショップ(16号ショップ)
阪神甲子園球場 タイガースショップ(プロ野球開催時のみ)
募金金額 37,287円  (2019年:134,422円)(2018年:86,609円)(2017年:122,298円)
寄贈実績 731台(2003~2020年)
西宮市民特別優待販売「西宮市民デー」

“西宮市民デー”として、6試合程度、地元西宮市民の合計10,000名様を対象に抽選で3塁アルプス指定席とレフト外野指定席を、特別価格(500円 税込<おとな/こども共通>)でご優待していますが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施を見送りました。

市民の皆様からいただいた過去応募実績。
※2016年応募数 21,307件
※2017年応募数 19,263件
※2018年応募数 19,456件
※2019年応募数 19,083件

60歳以上を対象にした「シニア優待デ―」

例年「シニア優待デー」として、60歳以上の方を対象に甲子園球場で使用可能な商品券(500円分)と3塁アルプス指定席がセットになったお得なご優待入場券が抽選で購入頂ける企画を実施しているが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施を見送りました。

※2018年は5,000席(5試合合計)
※2017年は3,000席(3試合合計)
※2016年は7,000席(7試合合計)
※2015年は8,000席(8試合合計)

若林忠志賞

2011年度より、継続的に社会貢献活動やファンサービス活動に取り組み、野球人として優れた見識を持つ選手を表彰する制度を創設しました。球団創成期からエースとして活躍し、グラウンド外においても、社会貢献活動並びにファンサービス活動という分野においてプロ野球選手としてのパイオニアであった球団OB故若林忠志氏の功績を称え、この賞を「若林忠志賞」と命名し、その意思を継承していきたいと考えました。また、この賞の創設は、現在、当球団がファンサービスや社会貢献活動の充実を図る「Dream Linkプロジェクト」をさらに醸成させるものです。

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2020年度 第10回 若林忠志賞の選定・表彰は見送りとしました。

【見送り理由】
2020年度は、コロナ禍で多くの選手やOBが社会貢献活動を行っている中、特定の個人や団体を選定しずらいため、今年度の若林忠志賞及び若林忠志賞 特別賞は、表彰を見送ることとしました。
※2021年度を第10回若林忠志賞として実施予定